高齢者が注意すべきフレイルとは?予防するには?


高齢者に起こりやすい、《フレイル》という言葉をご存じですか?

身体が虚弱状態に陥り、様々な機能低下の第一歩とも言える状態を指す言葉です。

生活の質を落とすことにのみならず、要介護の状態への危険性が増す《フレイル

フレイルとはいったいどんな状態を言うの?

その基準、評価方法とは?

という事で今回ご紹介するのは《高齢者が注意すべきフレイルについて》

その予防法もご案内致します!!

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フレイルとは?

フレイルって、聞いたこともないという人が多いと思います。

実際、私もはじめてです。

フレイルっていったい何なのでしょう?

【フレイルとは】

海外の老年医学の分野などで、
20年以上前から使用される《Frailty(フレイルティ)》

日本語で《虚弱あるいは脆弱》という意味を持つ言葉です。

その“Frailty”を元に、日本老年医学会が提唱しているのが《フレイル》

高齢になることで、身体面や精神面が衰えてしまう状態の事を指します。

フレイルが起こる原因としては、

“加齢に伴う活動量の低下と社会交流機会の減少”
“身体機能の低下”
“認知機能の低下”
“低栄養”など。

進行してしまうと、

筋力低下状態の《サルコペニア》→運動機能の障害で歩行や日常生活に支障をきたす《ロコモ》→最終的には要介護状態である《寝たきり》へと進み、

1人での生活が困難な状態に陥ってしまいます。

早いうちに対処を行えば元に戻るという《早期予防の概念》そして、
高齢者が要介護となる状態を予防するという目的も含んでいる言葉でもある《フレイル》

予防のためには、本人はもとより、
家族や医療者の早めの気づきや対応が必要不可欠と言えそうです。

フレイルの評価方法は?

フレイルの評価方法とは?

介護認定とはまた違うのでしょうか?

【フレイルの評価方法】

フレイルの基準には様々なものがあるようですが、
2001年に《Fried》という研究者の提唱したものが用いられることが多いようです。

Friedの基準は5項目

3項目以上該当するとフレイル、
1または2項目だけの場合はフレイル予備軍《プレフレイル》と判断します。

1.体重減少(意図した食事療法などない状態で、年間4.5kgあるいは5%以上の体重減少)

2.疲れやすい(何をするのも面倒だと思うような疲れやすさを、週に3~4日以上自覚すること)

3.活動量の低下(1週間の消費カロリーが 男性では383kcal 女性は270kcal未満)

4.標準より20%以上の歩行速度の低下

5.標準より20%以上の筋力・握力の低下

  

フレイルの基準として、筋力や歩行速度などの身体面だけではなく、
やる気がでないといった《精神面》での変化も含まれるのが特徴です。

フレイルを予防するには?

フレイルの基準が解ったので、次は、

フレイルにならないためにはどうしたらいい?

【フレイルの予防】

バランスの良い食事を摂る:規則正しく、バランスのとれた食事をいただきましょう!1日の必要カロリーを朝・昼・晩と3回に分けて摂り入れ、タンパク質やカルシウム、そして水分も十分に摂取するようにしましょう。

日常的に適度な運動を行う:椅子の背や机などを持ちながらのスクワット、上体起こしなど、無理のない程度に行える運動が予防に有効です。外出先でも、なるべく徒歩で移動したり、出来る限り階段を使用したりするなど、積極的に身体を動かす時間を作っていきましょう!

家族みんなで食事を摂る:孤食の場合、ついつい栄養が偏りがち。家族と楽しく会話をしながら食事を頂くことで、自然と食欲も沸いてきます。

口腔機能のケアを行う:口の中にトラブルを抱えたままだと、固い食べ物を食べる事が難しくなり、結果飲み込む力も衰えてしまいます。定期的に歯科検診を受け、口を動かす体操やよく噛んで食べるなど、お口のケアを心がけましょう。

社会活動への参加:一人きりで部屋に閉じこもってしまう事で、気力や体力などが失われていきます。趣味やサークル、ボランティアに参加するなど、外との繋がりを持つことへの楽しさや自信が、生きがいへと繋がってきます。

感染症の予防:インフルエンザや肺炎球菌などの感染症が重症化し、寝たきり状態になってしまうケースも。日頃の運動や食事などで、病気に打ち勝つ体力をつけ、受けられる予防接種は必ず受けるようにしましょう!

まとめ

いかがでしたか?

寝たきりの状態への入り口とも言える《フレイル》

その基準や予防法など、ご理解いただけましたでしょうか。

フレイルの状態に陥ってしまった場合、
7年間の死亡率が健常な人に比べて《約3倍》という報告もあるそうです。

高齢者だけではなく、働き盛りの私たちも、気を付けたいものです。

フレイルにならないためには、毎日の予防、
そして早めのケアが必要不可欠と言えそうですね。

今や、高齢者がますます元気に輝く時代!

予防法を実践して、健康で楽しい毎日を送って下さいね♪

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