小児ネフローゼ症候群とはどんな症状?診断基準は?


今回ご紹介するのは《小児ネフローゼ症候群》です。

お子さんのまぶたがいつもより腫れている。

急に体重が増え、おしっこの量が少ない。

手や足などのむくみがある。

そんな症状が思い当たる場合、
もしかしたら《小児ネフローゼ症候群》かもしれません。

2歳~6歳の幼児期が好発年齢という《小児ネフローゼ症候群

その原因、診断基準、治療法や予後など、どうぞ合わせてご覧下さい。

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小児ネフローゼ症候群の症状は?

小児ネフローゼ症候群の症状とは??

【小児ネフローゼ症候群の症状】

その代表的な症状としては、身体のむくみ

多量のたんぱく尿が出る事により、
低たんぱく血症によるむくみがみられるのです。

まぶたのむくみ、膝下すね前面部分が太くなり、指で押しても戻らない。

重症になると、身体全体がむくんできます。

また、お腹に水が溜まることにより起こるお腹の張りや、
胸部に体液が溜まると息苦しさを感じる場合も。

他、下痢、食欲低下、腹痛、全身倦怠感などがみられる事があるそうです。

小児ネフローゼ症候群の原因は?

小児ネフローゼ症候群は何が原因で発症するの?

【小児ネフローゼ症候群の原因】

腎臓から大量のたんぱく質が尿に漏れ、
血液中のたんぱく質が少なくなってしまう腎臓病《小児ネフローゼ症候群》

2万人に1人の割合で発症し、
男女比では2:1と、比較的男児に多いのも特徴です。

その原因ですが、残念ながらはっきりしたことは分かっていません。

大人の場合は、膠原病や糖尿病腎症など、
全身の病気に伴って起きる二次性ネフローゼ症候群が多いのですが、

小児の場合、腎臓に直接の原因があって発症する
特発性(一次性)ネフローゼ症候群が90%を占めます。

その大半は腎臓そのものはほぼ正常な『微小変化群』と呼ばれるもの。

なぜ小児ネフローゼ症候群を発症してしまうのか、
本症の多くはいまだ原因が分かっていないのです。

小児ネフローゼ症候群の診断基準は?

【小児ネフローゼ症候群の診断基準】

主症状は高度たんぱく尿と低たんぱく血症。

尿を取って検査を行います。

他、高コレステロール血症を伴うため、
血液検査でも、たんぱく質の値やコレステロールの値を計測します。

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身体にむくみがみられ、基準値以上のたんぱく尿が持続する。

血液検査によりアルブミンなどのタンパクの量や
LDLコレステロールなどの脂質の量が基準値外だった場合、
《小児ネフローゼ症候群》と診断されます。

小児ネフローゼ症候群の治療法は?

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小児ネフローゼ症候群はどんな治療を行うの?

【小児ネフローゼ症候群の治療】

初発時は入院し、
食塩と水分摂取を制限しながらステロイド薬による治療が基本。

ステロイド薬が効く型の場合は7日~10日で尿蛋白は改善します。

ただし、

副作用として高血圧、低カリウム血症、消化管潰瘍、
そして骨粗鬆症により骨折しやすい状態となる場合がありますので注意が必要です。

小児のネフローゼ症候群では、
その9割がステロイドによる治療に効果がある微小変化型ですが、

微小変化型以外のネフローゼが疑われる場合、
腎臓の一部を採取する“腎生検”を行い、
治療方針を決定する事が推奨されているようです。

小児ネフローゼ症候群の予防法は?

【小児ネフローゼ症候群の予防】

原因そのものが分かっていないので、
その予防法も残念ながら確立されていません。

有効な運動や環境などもいまだ解明されていないようです。

一度発症すると約70パーセントの人が再発をするという《小児ネフローゼ症候群》

再発のきっかけが他感染症などによるものの場合もありますので、
免疫を高める食事を心がけたり、
流行時にはマスクを着用するなどの予防は行う様にしましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

ネフローゼ症候群になると免疫力が低下、
ステロイドの影響で感染症に罹る可能性が高くなり、
軽い風邪などでも重症化してしまう恐れもあります。

体調の変化には十分気をつけてあげて下さいね。

一度罹ると再発率も高い病気ではありますが、

予後も良好で、再発しても入院せず、
外来で治療できることが多くなっているそう。

殆どの場合、思春期を迎える頃には発症しなくなるそうです。

長く付き合って行く必要のある《小児ネフローゼ症候群》

定期的な検診を行い、
心配な事や不安な事などは主治医とよく話し合うようにしましょう。

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