今更聞けない常識?お彼岸、お盆、違いはなに?


「お彼岸にしたいこと」
今回はお彼岸とお盆について調べてみました。

知っていたようで知らない事が多いこの2つ。
お子さんの自由研究の課題にしてみるのもいいかもしれませんね。

さて、お彼岸やお盆というと、
現代人に至ってはただの連休の一部としてしか考えていない
という悲しい事実もうかがえたりします。

もっとも、この2つの行事全部が休めるのは
子供くらいのものなのですが…。

お彼岸お盆の意味を知り、今年こそは田舎にちょっとは顔を出し、
ご先祖様に元気なお姿を見せてみてはいかがでしょうか?

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お彼岸とは?

お彼岸とは、元々“彼岸会(ひがんえ)”と呼ばれる仏教での行事をさします。

年に2回あるお彼岸中には、彼岸往生を祈念して浄土を想う事で仏を慕います。

仏教では、人は亡くなると三途の川を越えて
彼岸(向こう岸、つまりあの世)に行くと考えられているのは皆さんもご存知でしょう。

この世は現世ともいわれており、彼岸に対し此岸といいます。

こちらでは迷いが多いため、あちらに行く事で悟りをひらき、
無事仏様になる(=成仏)というのが
仏教での一般的に知られている考えだと思います。

そのなかで、お彼岸中だけは無事に仏様になられたご先祖様を想い、
日頃守られている事を感謝するという機会だと考えられているんですね。

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お盆との違いはなに?

さて、お彼岸と被ってしまうのが
夏の終盤(8月13日~16日)にあるお盆かと思います。

お盆は、元々日本に仏教が来る前からあった神事的な行事をさします。

神事的にご先祖様を供養し、信仰していた事から、
仏教のご先祖様は成仏すると仏様になるという考えが合体して、
お盆という行事に繋がったといわれています。

元々あった仏教の教えでは死んだら仏様になるという事から
お墓参りをして先祖の供養をするという概念はありません。

当時浸透していた儒教との折り合いをつける為に
この考えが浸透したのではないかとされています。

お盆の名前の由来は、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)といわれる
経典からきているといわれています。

盂蘭盆会は、後に仏教を説いたとして知られている
釈迦の弟子・目蓮が主人公のお話。

目蓮はいつも亡くなった母親に感謝し、
供養を行っていたといわれています。

そんなある日、彼は母がきちんと成仏出来たか神通力を使って見てみたのです。

その時見たのは(分かりやすくいえばいくら食べても満たされず、
絶えず食べ物を求めているような場所)餓鬼道に落ちて
やせ細って苦しんでいた母の姿でした。

それを見た目蓮は母を救う為に食べ物や水などを供え、
空腹に朽ちていきそうだった彼女を救う事が出来たとされています。

この事からお盆には沢山の食べ物や供物を供え、
ご先祖様に感謝の意を表するという考えが定着したといわれています。

ちなみに、入り盆の時は火を焚き、
ご先祖様に「あなたのお家はここですよ~」と教えます。

お供えするキュウリの馬でお迎えに上がって
ナスの牛で帰りはゆっくりあの世に帰っていただくという意味をもっています。

お彼岸は2回ある?

日本だけの習慣とされているお彼岸は、
「春分の日」(春彼岸)秋分の日(秋彼岸)を中心とした
それぞれ前後1週間の計2回行われます。

なぜ2回も行われるのかというと、
仏教の世界では太陽が真西に沈むこの2回が
最もあの世(つまり極楽浄土)の方角がはっきりと分かるとされているから。

※皆さんがよく知っている「西遊記」では、
最高の経典を見つけようと“西”を目指しますよね。

当時中国から見た“西”の方角に極楽浄土=釈迦が居たとされる
インドがあったからだといわれています。

極楽浄土がよく見える日だからこそ、
ご先祖様との意思疎通が最も出来る期間だと考えられているんですね。

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お彼岸に必要な料理やお供えとは?

お彼岸といえばおはぎ!いやいやぼた餅!という方が増えます。

知っている方もいるとは思いますが、この2つはまったく同じ。

ただ季節によって名前が変わっています。

おはぎは、“萩”の咲く秋彼岸に食べます。

対しぼた餅は、“牡丹”の咲く春彼岸に食べると覚えておきましょう。

食べる日は中日がいいとされていますが、
傷んでしまっては元も子もないと今はそれほど気にされています。

食べる理由としては、

  • ご飯ともち米を混ぜあんこなどを“合わせる”事から
    ご先祖様と「心」が合わせられる説
  • あんことなる小豆がは古くから邪気を払う効果があるとされている事から、
    ご先祖様を守る食べ物とされている説
  • 甘いものが貴重だった時代、
    お彼岸はご先祖様を供養する特別な日だという考えがあったから説
  • の3つが挙げられますが、どれもそうなんだ~程度の説で
    確証はないといわれています。

    また、地域や家庭によって食べるものの順番などがあります。

    例えば、この世に帰ってきたばかりの日はお腹に優しい温麺やお粥、
    慣れてきたら野菜の天ぷら、油揚げの煮といった精進料理。

    そして帰りが近くなる中日頃におはぎorぼた餅。

    む~、なかなかなフルコース。

    これを供え、一緒に家族も食べる事で供養になるとされているんですね。

    また、お供え物に関しては、(仏教、信教などの違いはあれど)
    そんなにうるさくは言われていません。

    基本的に果物やお菓子といった故人の好きだった食べ物や飲み物の他、
    線香やろうそくといった帰りに道に迷わず帰れるよう指し示せるようなもの
    をあげるのがいいとされています。

    ただし、

    お肉やお魚は“命”をいただくという観点から
    NGとされている

    のでご注意を。

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    お彼岸に必要なお布施相場とは?

    お彼岸にはご先祖様を供養する為にお坊さんを呼んだり、
    またはこちらから伺ってお寺にて合同法要を行ってもらうという
    家庭が今も多く残っています。

    お寺にお墓を持つ家庭を檀家といい、
    法要を行う際にはお寺にお布施を渡すのが一般的なお礼だとされています。

    宗派などお寺にもよりますが、基本的にお寺側が開催する合同法要に参加する場合は、
    大体3千円~1万円程度が相場だとされています。

    これに合わせ、もしかしたら無縁仏などを供養する為の
    施餓鬼法要という名のお食事会がある場合も。

    この場合も別に3千円~1万円程度包むと覚えておきましょう。

    もちろん、参加自体は任意だとされています。

    個別に家に呼んでお経を唱えていただく際には、
    大体3万~5万円程度が一般的。

    ただ、自宅でするという事は距離によっては
    お車代として3千円~5千円程別に包む事もあるとされています。

    また、中には新しくお墓の後ろに追善供養の意味として
    卒塔婆を立てる家庭もあるでしょう。

    この場合は、お正月に買う御守りなどと一緒で
    大体のお値段が一枚一枚梵字や経文のレベルによって変わります。

    これを頼む際にはまた別として包むと覚えておくといいでしょう。

    まぁ、人によっては書いてもらったからどうという事はない、
    生きてる側の自己満足だという声も少なくないのですが…。

    まとめ

    「現在横行している代行に物申す!」

    さて、冒頭でもお話したとおり、
    お彼岸やお盆をただの連休程度にしか考えず、

    これまで話してきたようなご先祖様への供養やお礼を怠っている人が
    非常に多いように感じられます。

    特にその中でも怒りを覚えたのが、お墓参りの代行です。

    夏休みの宿題やお葬式参列などの代行というのも
    なかなか域を超えているなと感じてしまうのですが、
    いくらなんでもお墓参りまで代行してしまうとは…。

    もちろん、現代人は忙しいというのも分かるのですが、
    忙しいを理由にすればなんでも許されるという考えは、
    あまりにも悲しく信じがたい考えだなと感じてしまいます。

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